介護の資格の履歴書の書き方
介護福祉士・初任者研修・ヘルパー2級
公開:2026年10月7日 情報の確認日:2026年10月7日 運営:株式会社リスト
結論
介護の資格は、証書に書かれた正式な名前と年月を、取った順に1行ずつ書きます。 国家資格の介護福祉士は「登録」、研修は「修了」と書くのが一般的です。 昔のホームヘルパー2級は、介護職員初任者研修を修了したものとみなされるので、書き直さずに証書どおりの名前で書いてかまいません。
介護の資格の正式名称と書き方の例
資格を出している団体や国・都道府県の案内で確かめた名前です。年月と、証書に細かい違いがあるときは、手元の証書のとおりに書きます。
| 呼び方 | 履歴書に書く例 | どの日付か |
|---|---|---|
| 介護福祉士 | 介護福祉士 登録(合格の年月も伝えたいときは「介護福祉士国家試験 合格」の行を前に足す) | 登録証の登録年月日/合格証書の合格年月 |
| 実務者研修 | 介護職員実務者研修 修了 | 修了証の修了年月日 |
| 初任者研修 | 介護職員初任者研修 修了 | 修了証の修了年月日 |
| ホームヘルパー2級 | 訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級) 修了 | 修了証の修了年月日 |
| 介護職員基礎研修(旧) | 介護職員基礎研修 修了 | 修了証の修了年月日 |
| 認知症介護基礎研修 | 認知症介護基礎研修 修了 | 修了証の修了年月日 |
| ケアマネジャー | 介護支援専門員 登録(〇〇県) | 登録の年月日。合格の年月も伝えるなら「介護支援専門員実務研修受講試験 合格」を前の行に |
- 修了証明書に書かれた研修の名前が、ふだんの呼び方と違うときは、修了証明書の名前で書いてください。
- 「修了」「登録」「合格」の使い分けは一般的な書き方で、決まりではありません。「免許・資格欄の書き方」の記事でも紹介しています。
- 資格の内容が分かりにくいときは、名前の後ろに短い説明を添えると伝わります(青森労働局の資料)。
介護福祉士は「合格」ではなく「登録」から
社会福祉振興・試験センターの資格制度の案内では、介護福祉士は、国家試験に合格するか、指定の養成施設を修了したあと、登録を受けることで資格が成り立つとされています。試験センターは、登録の事務と登録簿の管理も行っています。
- 登録がすんでいる人:「介護福祉士 登録」と、登録証にある登録年月日で書きます。
- 合格したばかりで登録がまだの人:「介護福祉士国家試験 合格」と書き、登録を申請中ならそのことを添えます(例:「登録申請中」)。
- 養成施設を修了した人:「〇〇福祉専門学校 介護福祉士養成課程 卒業」は学歴の欄、介護福祉士としての登録は免許・資格の欄に書き分けます。
合格の年月と登録の年月は違うことが多いので、どちらを書くかは応募先の指定に合わせてください。指定がなければ、登録証の年月を書いて、合格は別の行にするのがすっきりします。
昔のヘルパー2級は、どう書く?
2013年(平成25年)4月の制度改正で、介護員養成研修は「介護職員初任者研修」に一元化されました。和歌山県の案内では、改正前の介護職員基礎研修と、訪問介護に関する1級課程・2級課程を修了している人は、介護職員初任者研修を修了したものとみなされるとされています。
| 持っているもの | 書き方の例 |
|---|---|
| 修了証が「ホームヘルパー2級」のまま | 2008年3月 訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級) 修了 |
| 現在の呼び方を添えたい | 2008年3月 訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級) 修了(介護職員初任者研修を修了したものとみなされる) |
| 新しく初任者研修を受け直した | 2026年6月 介護職員初任者研修 修了 |
取得年月は、旧課程を修了した年月のまま書きます。初任者研修に「書き換えた」年月を新しく作る必要はありません。求人票の資格欄にも「ホームヘルパー2級」と「初任者研修」が並んで書かれている例があります(下の集計を参照)。
受講中・資格がないときの書き方
| いまの状態 | 書き方の例 |
|---|---|
| 初任者研修を受講中で、修了の月が決まっている | 2026年12月 介護職員初任者研修 修了見込み |
| 実務者研修を受講中 | 介護職員実務者研修 受講中(2027年3月 修了予定) |
| 介護福祉士の受験を決めている | 2027年1月 介護福祉士国家試験 受験予定 |
| まだ何も受けていない | 特になし(または「介護職員初任者研修の取得に向けて勉強中」) |
北海道のハローワークの資料も、勉強していることがあれば「〇〇資格の取得に向けて勉強中」と書いてよいとしています。まだ修了していないものを「修了」と書くのは避けてください。
資格を持っていなくても、介護の仕事に就く道は閉じていません。東京都福祉局の案内によると、介護に直接携わる職員のうち医療・福祉関係の資格を持たない人には、事業者が認知症介護基礎研修を受けさせることが義務付けられています(令和6年4月から、都内のすべての介護保険施設・事業所が対象)。持っていない人は、入職したあとに受ける研修です。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の書き方
介護保険法第69条の2は、厚生労働省令で定める実務の経験がある人が、都道府県知事の行う介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修を修了したときに、都道府県知事の登録を受けられると定めています。そのあと、第69条の7により介護支援専門員証の交付を申請します。
- 基本は「介護支援専門員 登録」と書き、登録した都道府県を添えます。
- 合格の年月も伝えたいときは、前の行に「介護支援専門員実務研修受講試験 合格」を書きます。
- 証の有効期間は5年で、更新には研修を受けます(WAM NET)。更新のたびに行を増やす必要はなく、いまの証の有効期限を添えたいときは「(有効期限 〇年〇月)」とします。
求人データで見る、介護の資格の書かれ方
同じ運営会社が運営する医療・介護の求人サイト「iACTOR!」に掲載中の求人のうち、タイトルに「介護」「ヘルパー」「ケアワーカー」を含む56,421件(2026年10月7日14時32分時点)で、求人票の「必要な資格」欄に、介護の資格がどう書かれているかを数えました。
| 資格欄の書かれ方 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 「介護福祉士(必須)」とある | 12,476件 | 22.1% |
| 「介護職員初任者研修修了者(必須)」または「ヘルパー2級(必須)」とある | 16,543件 | 29.3% |
| 「介護職員実務者研修修了者(必須)」とある | 7,065件 | 12.5% |
| 介護の資格のどれかに「必須」とある(上の3つ+基礎研修・ヘルパー1級) | 24,409件 | 43.3% |
| 「いずれかの資格を所持で可」とある | 17,815件 | 31.6% |
| 資格欄に普通自動車運転免許がある | 28,216件 | 50.0% |
- 資格名の後ろに「(必須)」と書かれているものを数えました。「いずれかの資格を所持で可」とある求人では、並んでいる資格がすべて「必須」と表示されるため、資格ごとの割合は多めに出ています。
- 介護の資格が1つも「必須」とされていない求人は、56.7%でした。
- この集計で言えるのは「求人票の資格欄にどう書かれていたか」だけです。実際の採用で、資格がどう扱われるかは分かりません。
- タイトルに「介護」などを含む求人だけの数字で、医療・看護を含む求人全体の傾向ではありません。ほとんどはハローワークの公開求人を取り込んだものです。
資格欄には、介護福祉士・実務者研修・初任者研修・ヘルパー2級が並べて書かれ、「いずれかの資格を所持で可」とされる求人が3割を超えています。旧課程のヘルパー2級も、いまの初任者研修と同じ並びで書かれているので、手持ちの資格を証書どおりの名前で書いておけば、読む人が見分けられます。
履歴書ノートで入れるとき
- 「4. 資格・自己PR」の画面で、「+ 免許・資格を追加」から1件ずつ入れます(20件まで)。年は西暦4桁です。
- 名前の後ろに「登録」「修了」「合格」と自分で入れます。「修了見込み」「受講中」「受験予定」と書いた行は、履歴書の日付より後の年月でも注意を出しません。
- ↑↓のボタンで順番を入れ替えられます。取った順に並べると読みやすくなります。
- 1件も入れないと、PDFに「特になし」と入ります。
- 志望の動機は、同じ画面の「志望の動機、自己PR」に入れます(1,200文字まで)。書き方は「介護の志望動機の書き方」で紹介しています。
よくある質問
- 介護福祉士は「合格」と「登録」のどちらを書けばいいですか。
- 介護福祉士は、社会福祉振興・試験センターの案内では、国家試験に合格するか養成施設を修了したあと、登録を受けて資格が成り立ちます。登録を受けたあとなら「介護福祉士 登録」と書き、合格の年月を伝えたいときは「介護福祉士国家試験 合格」を別の行に書く例があります。どちらの年月を書くかに決まりはないので、応募先から指定があればそれに従ってください。
- ホームヘルパー2級は、介護職員初任者研修と書き直したほうがいいですか。
- 書き直す必要はありません。ヘルパー2級などの旧課程を修了した人は、介護職員初任者研修を修了したものとみなされます(和歌山県の案内)。修了証に書かれた名前と修了年月のまま「訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級)修了」と書けば、取った時期も正しく伝わります。
- 資格の正式名称はどこで確かめればいいですか。
- 合格証書・登録証・修了証に書かれた名前が確実です。呼び方(初任者研修、実務者研修など)と、証書の名前が少し違うことがあるので、手元の証書を見て書きます。手元にないときは、研修を受けた事業者や、資格を出している団体に問い合わせてください。
- 実務者研修と初任者研修の両方を持っているときは、どちらを先に書きますか。
- 取った順(古いものから)に1行ずつ書きます。上位の資格だけにまとめず、取った年月が分かるように並べたほうが、経歴の流れが伝わります。くわしい並び順の考え方は「免許・資格欄の書き方」の記事にあります。
- いま受講中の研修は書いてもいいですか。
- 書いてかまいません。「介護職員初任者研修 受講中(2026年12月 修了見込み)」のように、修了の予定が決まっていれば年月を添えます。まだ修了していないものを「修了」と書くのは避けてください。
- 認知症介護基礎研修は履歴書に書きますか。
- 書いてかまいません。東京都福祉局の案内では、介護に直接携わる職員のうち医療・福祉関係の資格を持たない人に、事業者が認知症介護基礎研修を受けさせる義務があります(令和6年4月から全施設が対象)。すでに修了していれば、資格欄に「認知症介護基礎研修 修了」と書けます。資格がなくても、入職後に受ける研修です。
- ケアマネジャー(介護支援専門員)は、更新のたびに年月を書き直しますか。
- 更新のたびに書き直す決まりはありません。介護支援専門員は、試験に合格して実務研修を修了し、都道府県に登録を受けたあと、介護支援専門員証の交付を受けて仕事をします。証の有効期間は5年で、更新の研修を受けます。履歴書には「介護支援専門員 登録」と登録の年月を書くのが基本で、現在の証が有効なことを伝えたければ有効期限を添えます。
出典
- 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「資格制度の概要」(介護福祉士国家試験):sssc.or.jp
- 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「資格登録」:sssc.or.jp
- 和歌山県「ヘルパー2級と初任者研修の関係について」:pref.wakayama.lg.jp
- 介護保険法(第69条の2・第69条の7・第69条の8)e-Gov法令検索:laws.e-gov.go.jp
- WAM NET 介護支援専門員の資格と有効期間:wam.go.jp
- 東京都福祉局「認知症介護基礎研修」:fukushi.metro.tokyo.lg.jp
- 青森労働局「就職活動の必需品 履歴書の書き方」:jsite.mhlw.go.jp
- 北海道のハローワーク「履歴書の書き方」:jsite.mhlw.go.jp
- 求人の集計:iACTOR!掲載中の公開求人のうちタイトルに「介護」「ヘルパー」「ケアワーカー」を含む56,421件(2026年10月7日14時32分時点・求人票の資格欄の文面で数えた)
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