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履歴書ノート

厚生労働省の履歴書様式例とはJIS規格の様式との違い

公開:2026年9月24日 更新:2026年9月26日 資料の確認日:2026年9月24日 運営:株式会社リスト

結論

厚生労働省の履歴書様式例は、それまで広く使われていたJIS規格の履歴書の様式例が削除されたあと、厚生労働省が令和3年(2021年)4月に示した参考様式です。 JIS規格の様式からの違いは2つで、性別が「男・女」の選択から任意記載になったことと、「通勤時間」「扶養家族数」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の欄がなくなったことです。 法的な拘束力はないため、どの様式を使うかは企業が判断できます。

JIS規格の様式と、厚生労働省の様式例の違い

厚生労働省の資料で示された相違点を、項目ごとに並べました。右端は、このサイト(履歴書ノート)で作れる履歴書の扱いです。

項目 JIS規格の様式例(削除済み) 厚生労働省の様式例 履歴書ノート
性別 「男・女」から選ぶ 任意記載。書かなくてもよい 「記載しない」が初期設定。男・女も選べる
通勤時間 あり なし なし
扶養家族数(配偶者を除く) あり なし なし
配偶者・配偶者の扶養義務 あり なし なし
記入上の注意 あり(鉛筆以外で書く、など) なし なし(PDFで作るため)
写真の大きさの目安 縦36〜40mm・横24〜30mmと記載 大きさの記載なし 中央で横3:縦4に切り抜き、縦40mm・横30mmの枠いっぱいに配置(入力画面のプレビューと同じ切り抜き方)。写真なしなら貼る枠に目安を表示
学歴・職歴、免許・資格、志望の動機、本人希望記入欄 あり あり あり

出典:厚生労働省「履歴書様式例の作成について」(令和3年4月16日 労働政策審議会職業安定分科会資料)。「記入上の注意」と写真の大きさは、同資料に並べて載っている2つの様式を見比べたものです。

なぜ厚生労働省が様式例をつくったのか

厚生労働省の資料によると、経緯は次のとおりです。

  1. 厚生労働省は、公正な採用選考を確保する観点から、それまでJIS規格の履歴書の様式例の使用を勧めていました。
  2. 令和2年(2020年)7月、LGBT当事者を支援する団体から、厚生労働省や日本規格協会などに対して、性別欄の削除などを求める要望が出されました。
  3. これをきっかけに、JIS規格の履歴書の様式例は、全体が削除されました。
  4. そのため、公正な採用選考を進めるうえで参考となる様式を、厚生労働省が定めることになりました。

市販の履歴書やインターネットの様式で「JIS規格」と書かれているものは、この削除される前の様式をもとにしたものです。

厚生労働省の様式例を使わないといけないのか

使わなければいけない決まりはありません。資料には「法的拘束力はない。このため、当該様式の使用は個別の企業が判断可能」と書かれています。 応募先から様式の指定があれば、その様式を使ってください。指定がなければ、厚生労働省の様式例にそった履歴書を使えば、性別や家族のことを書くかどうかで迷わずにすみます。

なお同じ資料には、企業が独自の様式を使うときには、就職差別につながる項目を含めないよう留意が必要だ、とも書かれています。

採用選考で配慮すべきとされている14の事項

厚生労働省は、就職差別につながるおそれがあるとして、採用選考のときに次の14の事項に配慮するよう求めています。履歴書の欄が減ったのも、この考え方にそったものです。

本人に責任のない事項の把握

  1. 本籍・出生地に関すること
  2. 住宅状況に関すること
  3. 家族に関すること
  4. 生活環境・家庭環境などに関すること

本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)の把握

  1. 宗教に関すること
  2. 人生観・生活信条などに関すること
  3. 思想に関すること
  4. 購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること
  5. 支持政党に関すること
  6. 尊敬する人物に関すること
  7. 労働組合(加入状況や活動歴など)、学生運動などの社会運動に関すること

採用選考の方法

  1. 身元調査など
  2. 合理的・客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施
  3. 本人の適性・能力に関係ない事項を含んだ応募書類の使用

出典:厚生労働省 公正な採用選考をめざして「採用選考時に配慮すべき事項」(kouseisaiyou.mhlw.go.jp)

用紙のサイズ(A3・A4)

ハローワークインターネットサービスでは、厚生労働省の様式例がA3版とA4版の2種類で公開されています。実際にファイルを開いて測ると、次のとおりでした。

ファイル 用紙 印刷するときは
様式例 PDF版(A3) A3横 1枚(420×297mm)=A4の見開き A3で印刷して二つ折り
様式例 PDF版(A4) A4 2枚(210×297mm) A4で2枚印刷
履歴書ノートのPDF A4 1枚(入力量が多いと2枚以上) A4で印刷。メールやフォームならそのまま送れる

応募先から用紙のサイズや枚数の指定があれば、そちらに合わせてください。A4のPDFを別のサイズで印刷すると、縮小や拡大で写真の枠の大きさも変わります。

測定日:2026年9月24日(ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」のページで公開されているファイル)

よくある質問

性別は書かないといけませんか。
厚生労働省の様式例では任意記載で、書かなくてもかまいません。資料には「未記載とすることも可能」と書かれています。
通勤時間は書かなくていいのですか。
厚生労働省の様式例には、通勤時間の欄がありません。応募先から聞かれたときに答えれば足ります。勤務地についての希望があれば、本人希望記入欄に書けます。
JIS規格の履歴書は、もう使えないのですか。
使うこと自体は禁止されていません。ただしJIS規格の様式例はすでに削除されており、厚生労働省が参考として示しているのは厚生労働省の様式例です。
厚生労働省の様式例はどこでダウンロードできますか。
ハローワークインターネットサービスの「履歴書・職務経歴書の書き方」のページで、PDF版とExcel版が、それぞれA3とA4で公開されています。 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/career_doc01.html (2026年9月24日に確認)。スマホで入力してPDFにしたい場合は、履歴書ノートでも作れます。
写真の大きさは何mmにすればいいですか。
厚生労働省の様式例には大きさの記載がありません。JIS規格の様式例では「縦36〜40mm・横24〜30mm」とされていたので、この範囲で用意しておけば困ることは少ないはずです。応募先から指定があれば、そちらに合わせてください。

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